※印刷しやすいように意識的に背景を白にしています。
| 能率の第一歩は整理・整頓 |
| 身の回りがきちんと整理されているかどうかで能率は全然ちがうんだ。たとえば、さっき君は、はさみを探すのに約２分かかっていた。置き場所がいつも決まっていれば、ゼロ分。この２分のムダを積み重ねると一日何分になるか。計算してごらん。 |
| なんでもメモ帳を携帯しよう |
| 君はメモ帳をいつも携帯しているかい。人間の記憶なんてあいまいなものだ。このぐらい頭で覚えられると思っていても、いざ思い出そうとすると正確に思い出せない。メモがあれば楽だ。手帳とは別に”なんでもメモ帳”をポケットにおくといい。 |
| 早飲込みはケガのもと |
| ”１を聞いて１０を知る”ということわざがあるけど、それはわれわれ凡人には無理だ。むしろ１を聞いて１を知れば立派だと思った方がいい。ちょっと慣れてくると、早合点や早飲込みをしがちだが、それは大きなケガのもと。ビジネスには禁物だ。 |
| いつも次のことを考えよう |
| その場しのぎの仕事じゃだめだ。その場はうまく切り抜けても次はうまくいかなくなる。結局、あとで苦しむぞ。いつも次のこと、先のことを考えて仕事をしなさい。ネズミは３０秒先、サルは９０秒先しか考えられないそうだが、人間は無限。ネズミやサルにはなるな。 |
| スキマ時間を有効に使おう |
| 時間の使い方の上手下手が、ビジネスマンの優劣を決することはわかっていると思う。では、どうするかだ。例えば、仕事のスキマ時間を有効に使うことも方法。出かけるときの電車の中、先方で待たされる時間などがそれで、ボケ-としていると損だと思おう。 |
| 今日を明日につなげよう |
| 退社時間がきてホッとするのはよいが、会社を出たら仕事のことをみんな忘れてしまうのは情けない話だ。今日の最後に明日の予定を考え、少しでも準備をすると、明日の朝まで何かグッドアイデアが浮かぶかもしれない。今日と明日を切り離しては、いい仕事はできない。 |
| ５Ｗ２Ｈをいつも頭に |
| 何事にも要点をつかむことが大切だ。ビジネスの要点とは５Ｗ２Ｈに代表される。Ｗｈｅｎ（いつ）、Ｗｈｅｒｅ（どこで）、Ｗｈｏ（誰が、または誰に）、Ｗｈａｔ（何を）、Ｗｈｙ（なぜ）、Ｈｏｗ（どのように）、Ｈｏｗ ｍｕｃｈ（いくらで）。これをいつも頭に入れ、あらゆる場面で応用しなさい。 |
| 「できない理由より」まずイエス |
| 「できません」「それは無理です」は、君たちの禁句だ。できない理由は、探せばいくらでも出てくる。それを探して並べる前に「できる」という意志を持て。まず「イエス」。「イエス」「できる」を前提にして物事を考えよ。でなければ競争社会には勝てない。 |
| 常に改善の視点を！ |
| 物事が問題なくスムーズに行われているからといって、その現状に何の疑問も持たず満足し切っているようでは進歩しない。常に改善の視点を持ちなさい。考えれば、もっと良い方法が見つかるかもしれない。小さなことでも毎日一つ、何か改善の実情をつくろう。 |
| 書（描）いてみて、そして考える |
| 漠然と考えていても良いアイデアは浮かんでこない。第一、他人がみたらボーとしているだけだと思うぞ。紙に書いてみることだ。字を書く。図に描く。そうすると、文字や図が刺激になって良い考えが浮かんだり、まとまってきたりするものだ。 |
| ※ 改善のために役立つヒント |
◆１ オズボーンのチェックリスト法 ・他に使い道はないか ・他からアイデアは借りられないか ・他の形に変えられないか ・拡大したらどうか ・縮小したらどうか ・入れ替えたらどうか ・逆にしたらどうか ・組み合わせたらどうか |
◆２ ブレーンストーミングの４原則 （みんなで改善案を考える方法） １．良い悪いの批判を一切しない ２．自由奔放を歓迎する ３．アイデアの量を求める ４．他人のアイデアの便乗、改善を奨励する |