春の七草とは、『セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ』のことです。
セリ：芹（セリ科）・・・若菜は香りが良く、お浸しなどの食用になります。
ナズナ：薺（アブラナ科）・・・「ナズナ」の別名は「ペンペングサ」「シャミセングサ」
ゴギョウ：御形（キク科）・・・「ゴギョウ」は「ハハコグサ」のこと。「オギョウ」ともいわれる。
ハコベラ：繁縷（ナデシコ科）・・・「ハコベ」のこと。
ホトケノザ：仏の座・・・現在の「ホトケノザ」ではなく、「タラビコ（田平子）」を指す。
　　　　　　　　　　　　　　「ホトケノザ」は「シソ科」だが、「タラビコ」は「キク科」。
スズナ：菘・鈴菜（アブラナ科）・・・「カブ（蕪）」のこと。
スズシロ：蘿蔔・清白（アブラナ科）・・・「スズシロナ」の略で、「ダイコン（大根）」のこと。

・1月7日に「七草粥」にして食べます。昔は、ビタミンCが足りなかったのでこれで補ったと言われています。現在は新暦の1月7日に食べますが、旧暦では2月頃です。
・平安時代には七種の穀物で作られ、「七種粥」と言われたという説もあり、入っていたものは、コメ、クリ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキで現在の七草が使われるのは鎌倉時代からとも言われています。
・ちなみに、「秋の七草」は食材ではなく観賞用です。
「秋の七草」：ハギ（萩）、オバナ（尾花）、クズ（葛）、ナデシコ（撫子）、オミナエシ（女郎花）、フジバカマ（藤袴）、キキョウ（桔梗）です。

　おできなどの膿（のう）をだすときにつかった。また、陰干しにしたものを煎じて飲むと、便秘に効く。飲み過ぎると下痢をする。

　「むし下し」としてよく効く。

　特に夏、下痢をしたときに飲むと効く。陰干しにして、煎じて飲む。

　腫傷、火傷､凍傷には葉を火であぶって患部に貼り、小児の百日咳、ひきつけなどには葉のしぼり汁を飲ませ、漆かぶれには葉を塩でもんで患部に貼り付け治療します。

　セイヨウタンポポは、明治時代に野菜としてヨーロッパから持ってきたそうです。札幌で栽培されたのがはじまりですが、今では日本のどこでもセイヨウタンポポを見つけることができます。
◎葉っぱはサラダとして食することができます。苦いです。
◎おひたし：ほうれん草のおひたしと同様に食べられます。
◎てんぷら：花をてんぷらにして食べられます。
◎きんぴら：タンポポの根をごぼうと同じにきんぴらを作ります。
◎市販されているものでは、タンポポの根を細かくして乾燥させたタンポポコーヒーがあります。
　効用は、利尿効果、消化不良・便秘がちな人への効果、肝臓の働きの強化、コレステロール低下、血液の浄化。ビタミン・ミネラルも豊富です。

　オオバコには、主に咳止め､利尿剤､下痢止め等に効果があります。その他、喘息､百日咳、腎臓病､尿毒症、水腫 頭痛、脳病、心臓病、便秘、下痢、健胃、痔、眼病（充血）、婦人病、産後の腹痛、歯痛、神経衰弱等には、オオバコ全草１０〜２０ｇを煎じてお茶のように飲めば効果があると言われています。

　柿の葉はビタミンが豊富なことで有名です。レモンの20倍､ほうれん草の10倍と言われます。柿の葉には､血圧降下成分のケンフェノール、グルコサイド、クエルセチンが豊富に含まれており、動脈硬化の防止、血圧の降下作用があり､高血圧や心臓病の人に有効です。
　柿の葉は、やかんに水約８００ｍｌと乾燥した葉、約1５ｇを入れ､５分ほど沸騰させ、だし葉を濾して飲みます。

　医者要らずと言われるほど、もっとも身近な万能救急薬として知られています。その主な効能は消炎、殺菌作用です。葉っぱをよく水洗いした後、熱湯にくぐらせて薄皮をはぎます。中のゼリー状の白い部分を患部に当て包帯などで固定します。やけど、切傷、毒虫刺されに効果があります。
　ある青梅の蕎麦屋のおじさんは、アロエで骨折を治したと豪語していました。最近では、服用のアロエエキスが市販されています。育毛用としても効果があると言われていますが定かではありません。

　女性でコーヒーを飲みすぎると、卵胞液中のテストステロン（男性ホルモン）濃度が低くなって不妊・流産をし易くなるんだそうです。

　更年期障害は、例えば葛餅をよく食べることによってイソフラボンが血中に増え、これが女性ホルモンと似た働きをするためにダメージが少なく越えられるそうです。
　イソフラボンは大豆にも多く含まれています。少量をこまめに摂取することが血中のイソフラボンを保つために良いそうです。